そういや東京の維新て大日本帝国憲法復活に賛成してたわ

 あいちトリエンナーレの「表現の不自由展・その後」が卑劣なテロ予告や政治家の介入により中止に追い込まれた。この件に多くの市民の怒りが渦巻いているが、この人は国会議員でありながら事実上「検閲制度」の復活を公言している。
 先の参院東京選挙区で当選した日本維新の会の音喜多駿。ツイートの画像を張っておこう。
(音喜多駿氏のtwitterから)

 芸術作品への公金支出の妥当性をおそらく議会で検証すべきと。事前、事後関係なくこの人のやりたいことは検閲ですわね。
 音喜多氏のこのツイートを読んで、私は真っ先にあることを思い出したわ。そういや東京の維新て、大日本帝国憲法の復活に賛成しとったなと。

 2012年10月の東京都議会にさかのぼる。大日本帝国の復活を求める請願が議会に上がっていたらしい。それに賛成したのが、当時橋下徹が代表を務めていた大阪維新の会と連携する会派「東京維新の会」(3人)だったと。
 当時の「しんぶん赤旗」の報道記事はこちら。請願の内容について、記事ではこう説明している。

 請願は、天皇を元首として無制限に権力を与え、国民を「臣民」として、自由と権利を抑圧した大日本帝国憲法を美化。「我々臣民としては、国民主権という傲慢(ごうまん)な思想を直ちに放棄」して、日本国憲法を無効とし、大日本帝国憲法は現存するとの都議会決議を求めています。

 「日本国憲法を無効とし」だからね。いつの時代の人間が出した請願だよとめまいがする。この請願については、共産党は当然として自民党も反対に回り、不採択となった。
 その後は大阪維新の会の組織の変容に伴い、「東京維新の会」も事実上なくなっている状態ではある。しかし今回の「表現の不自由展」の介入に動いた政治家の主力は日本維新の会代表の松井一郎大阪市長、そして維新と共同する河村たかし名古屋市長であった。
 そして「表現の不自由展」中止決定後も、河村は主催者に謝罪を要求する異様な行動。さらに東京で音喜多が公金支出の妥当性がどうこうと言いだした。

 いやー、きな臭いね。まるで維新周りの連中、この機に乗じて戦前回帰をもくろんどるんちゃうか。そのうち大阪、愛知、そして東京の各議会で「日本国憲法を無効に」「大日本帝国憲法は現存する」て請願が上がってくるんじゃないの。
 そうなったら2012年都議会とは違い、今度は自民党も賛成しそうだよな。今回の「表現の不自由展」でも、菅義偉官房長官が維新の連中のケツ押ししたしね。

 今回の私の話は飛躍もあるかもしれんが、相手は素早く、緻密(ちみつ)にこの国を戦前に戻そうとしているからね。憲法関連の裁判資料も破棄する暴挙に出たし。いつでも戦前回帰にNOの声を突きつけられるよう、監視の目を皆で光らせていこう。

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