そういや俺「空母いぶき」作者のかわぐちかいじ氏見たことあるわw

 佐藤浩市氏への言いがかり炎上騒動で話題になった映画「空母いぶき」だが、私は作者の漫画家・かわぐちかいじ氏を見かけたことがある。全く偶然のことで、確か2016年1月の話だ。

 その頃は東京都の八王子市長選挙(16年1月24日投開票)が開かれており、私は現職で自民党・公明党推薦の石森孝志市長の街頭演説を聴きに行った。そこで石森氏の応援演説に駆けつけた一人が、かわぐち氏だったのである。
 そのときのことは、以前使ったtwitterアカウント(@masa10ishi96)で以下のように私は振り返っていた。ツイートはこちらにリンクしているが、以下に抜き出しておこう。

「あと前にも書いたが八王子市長選で自民公明推薦候補の応援演説に漫画家のかわぐちかいじ氏が来たのよ。有名人だから聴衆が沸くのかと思えば、ちょっとザワザワしただけwかわぐち氏を知らん人が殆どだったようで、俺は心の底から彼に同情したw自公の支持者は文化レベルも教養も低いと思った」

 当時のことは今でもよく覚えている。司会が「漫画家のかわぐちかいじさんです!」と紹介したとき、私は「へー『沈黙の艦隊』の人ね」と気づいた。彼の作品は全然読んだことないけど。

 ただまあ聴衆の反応の微妙なことw 街頭演説には創価学会員とおぼしき女性の集団とか多く来ていて、300人はおったかなあ。どういうつてで、かわぐち氏が自公推薦の現職の応援に来たかは忘れたが(八王子在住て聞いた記憶もあるが、おぼろげ)、ヒット作品のある有名漫画家なのだから「キャー」の歓声くらいはあってもよかろう。
 しかし私の周囲の聴衆は、いかにも「誰?誰?」と戸惑うようなざわつきがあっただけ。せっかく応援に来たのに反応がこれでは、かわぐち氏も「ワシはいったい何のために…」と思っても不思議ではない。

 てわけで、今回の「空母いぶき」で佐藤氏に噴き上がっている連中を見ていると、私はあの街頭演説を思い出す。原作は映画のようにぼかしているでもなく、中国が日本を侵略する設定なんだっけ。自民党支持者が食いつきそうな展開だな。そこで首相がカッコいい立ち回りをすると。
 なるほど、この原作の首相に自民党支持者は安倍晋三を重ね合わせているんだね。だから映画の首相も架空の人物でなく、安倍晋三そのものであると錯覚した。

 「中国(映画では某国)をやっつけるために指揮を執るカッコいい安倍首相を映画で見てオ〇ニーしたかったのに、佐藤浩市はぶち壊しやがってボケー!」…これが佐藤氏を批判している、おそらく大部分を占めるであろう自民党支持者の心情ってとこかな。街頭演説で原作者本人を目の前にしても、ピンと来なかったくせしてw

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