「夜明けのくじ引き」と桜田義孝氏

 前回の記事で取り上げた日本共産党の新相模原市議、今宮祐貴氏が勝利したくじ引きの件がNHKのニュースとして取り上げられたらしい。普段どんだけ国会で共産党の議員がいい質問しても取り上げないくせに…なんて言うのはやめにしておこう。書いたけどw
 ニュースでは、今宮氏の経歴について以下のように紹介している。

政治に関心を持つようになったのは今から10年余り前。当時、大学生だった今宮さんは、経済的理由から大学を中退。昼は父の仕事を手伝い、夜は塾の講師をして、働きづめの毎日を送りましたが、生活が一向に上向かず、現実の厳しさを実感しました。

さらにおととしには、当時働いていた会社でパワハラと思われるトラブルが起き、働く人たちが安心できる環境を作るために、政治に関わっていくことが必要だと思うようになりました。

選挙戦では、命や暮らしを最優先にした市政を実現したいとして、国民健康保険税の引き下げやすべての子どもの医療費の無料化などを訴えました。

 以前に紹介した東京・江東区議候補の西部ただし氏も大学を中退したが、今宮氏もつい一昨年までパワハラに遭うなど苦労していた。NHKの記事では、くじ引きの相手だった松浦千鶴子氏に投票した人の分まで頑張る趣旨のコメントをしている。松浦氏についても教師の経歴やコメントを紹介しており、読んでいて胸に迫るものがある。

 そこで思い出したのが桜田である。淳子じゃねーぞw 震災の復興よりも候補者の押し上げが大事なんて本音をペロっと出して、これまでの暴言失言の積み重ねもあってようやく大臣辞任に至った自民党の桜田義孝衆院議員のことだ。
 実はこの桜田氏の公式サイトにある漫画が話題になっているらしい。私のtwitterのタイムラインにも回ってきたが、彼の公式サイトにて読める。
 PDFはこちら。

 8ページの大作で、彼の青年時代までの描写はかなり読ませる。大学に通いながら大工の修業をし、独立してからは仕事を取るのに苦労した話とか。ただ仕事が軌道に乗り、柏青年会議所に入って人脈を広げたどうこうの話になってからは読み飛ばしていいw
 twitterのTLでも指摘されていたが、この人が政治に関わる動機ってのは、青年会議所の活動で海外の人物とも接触を持つ機会が増えた。なので「自分もそれに釣り合うような人物になるためステップアップを」てことだったらしい。
 要は桜田氏は、自分の願望ありきで政治家を志したわけだ。「働く人たちが安心できる環境を…」と感じた今宮氏とはどこで差がついたんでしょうね。

 桜田氏も大工で独立した時代の苦しさをいつまでも覚えていれば、池江選手絡みで「がっかりした」とか言わなかっただろうにと思う。それはともかく桜田さん、大臣だけでなく議員も辞職するように。しくよろです。

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