紙屋研究所「公的書類における元号の使用」

 先代のブログ(fc2ブログ)でカテゴリーの一つにしていた「紙屋研究所」をこちらでも継続する。昨年、福岡市長選挙に出馬し、かつ「ご飯論法」で新語・流行語大賞トップテンを受賞した紙屋高雪さんのブログ「紙屋研究所」の過去記事を取り上げる趣きのやつだ。

 今回取り上げるのは2008年2月19日付で書かれた、紙屋氏自身の経験談。印鑑証明を登録する際の書類を巡り、役所と問答をしたことが備忘録的に書かれている。

公的書類における元号の使用と、乳幼児医療費無料なのに容器代をとられた件

 いやはや、ムチャムチャタイムリーな記事じゃないですかw 役所との問答の後、紙屋氏は自身の主張の根拠となる国会議事録を引っ張り出して確認したらしい。ていねいなことに引用文を載せているので、この記事でも載せてみる。

「いかなる意味におきましても元号の使用を強制するということは考えていないわけでございます」(1979年4月19日衆院内閣委員会、大平正芳首相の答弁)

「公の機関において今後とも現在のように原則として元号によって年を表示することになりますので、一般国民の公の機関に提出する申請書でございまするとか届け出書でございまするとかいうものにつきましては、公の機関における統一的な事務処理のため、元号の使用について協力をしていただきたいと考えております。ただ、西暦でどうしても記入して手続をしたいと言われる方については、西暦で受理するということになると思うわけでございます」(1979年3月16日衆議院本会議、三原朝雄総理府総務長官の答弁)

 この国会答弁は現在も生きているよね? もし解釈が変わっていたら共産党が騒いでいるはずw その共産党も、今回の改元に際して委員長志位和夫が「慣習として使うことには文句ねーけど、国が強制するんじゃねーぞゴルァ」てな談話を出したので、やっぱ元号の強制使用はNGなんだわな。
 つーことで、どーしても令和を使いたくねえ! という人は上記の紙屋研究所記事を参考にして西暦で押し通そう。役所の人間に異議申し立てするのはハードル高いけど。

 しかし記事後段の「乳幼児医療費無料なのに容器代を取られた」つうのもメッチャ興味を引かれるわw これも統一地方選前半戦真っただ中の現在では、タイムリーな話題だよな。

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