自公政権ゴリゴリの中枢官僚だった76歳男性が息子を殺害した事件

 朝日新聞のニュースはこちら。東京都練馬区で76歳男性が同居する44歳の息子を刃物で殺害したという。

 この容疑者の熊澤英昭、名前を聞いてピンと来た人がネット上にチラホラ。それもそのはずで、17年前の国会では超有名人だった。
 当時発生したBSE(狂牛病)問題で、責任者の一人である当時の畜産局長が熊澤だったもようで。当時の日本共産党は当時の武部勤農水大臣と熊澤の責任を追及したが、自公政権はかばいまくりだった。
 当時の「しんぶん赤旗」記事はこちらで読める。
 ↓
https://www.jcp.or.jp/diet/nittei/154/touron_0205.html
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik/2002-02-07/09_0301.html
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik/2002-04-04/11_1501.html

 結局、熊澤は農水省を何事もなく退官し、退職金もたんまりもらったらしい。このあたり、森友事件の佐川宣寿を非常にほうふつとさせるものがあるように感じる。しかし狂牛病を起こして全国の生産者に大打撃を与え、国民に農業不信を招いておいて、ぬくぬくと余生を過ごした末が今回の息子殺害事件だったわけだ。

 殺害された息子はドラクエ10の著名なゲームプレイヤーであるとともに、twitterでは中国や韓国へのヘイトスピーチを繰り返す人物だったらしい。一方で、選挙では自民党に投票したことも報告している。
 そういう意味では、見方を変えれば自公政権ゴリゴリの元中枢官僚が自民党支持者のネトウヨを殺害した事件と形容することもできるかな。自民党は来る夏の参院選、およびダブル選挙かもと言われる衆院選で己の党に投票してくれるであろう確実な支持者を1人減らしたわけだ。自分たちが野党からの追及をかばった人物の手で。

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