日本共産党第28回大会選出の党三役を妄想する

 私淑するtwitterアカウントの1人である @unite_daction さんが、こんなツイートをしていた。ツイートのリンクはこちら

 uniteさんは「人心一新とまでは言わないが、新しい血を期待したい」という趣旨の話をつぶやいていた。それに触発された単純な私は、つい次回の第28回大会で選出される日本共産党中央委員会の三役を妄想した次第である。

 まずは委員長と書記局長である。現在は志位和夫と小池晃が務めているが、結論から言えば、この2人は次の党大会でも再任されるのではと思う。
 何しろ志位と小池は市民と野党の共闘のキーマンとして国会の内外で立ち回り、先の参院選では改憲をもくろむ勢力の3分の2割れを実現させるなど実績を着々と積んでいるからな。だからこの志位―小池ラインはもう少し続くと思う。

 そんなわけで、私は「血の入れ替え」が進むとするなら副委員長だとみている。現在、副委員長の職にあるのは市田忠義、緒方靖夫、田村智子、浜野忠夫、広井暢子、山下芳生の6人である。結構多いんだなw 現役の参院議員が半分を占める3人いるのも特徴と言えるかもしれない。
 俺の妄想では参院議員5期目の山下、3期目の田村はそのまま副委員長のポストに残って再任されると思う。ほかでごそっと新任の副委員長が選ばれるのではないか。そう俺は妄想している。

 まず書記局長も歴任していた参院議員(4期目)の市田だが、彼の後任に来るのは先の参院選で4選を果たした井上哲士(さとし)とみる。市田と同じく共産党が強い京都に縁があり(京都大学卒業)、参院国対委員長を務めて共産党の参院議員団のまとめ役をしているからね。
 長らく共産党の組織活動を束ねてきた浜野の後任は、現在書記局次長を務める中井作太郎ではないか。何でかっつうと、浜野は「中央党学校」の責任者を兼ねている。中央党学校てのは、共産党の幹部候補が定期的に党活動の基礎を学ぶ取り組みである。つっても大多数の人が「なんのこっちゃ」と思うだろうがwこの副責任者が中井なので、私は彼を新たな副委員長の1人と妄想する。
 広井の後任は、現衆院議員の高橋千鶴子とみる。これも理由は単純で、広井が責任者を兼任する共産党の女性委員会。この副責任者が高橋だからだ。高橋本人は衆院議員6期目を数えるキャリアで、地元である東北地方の共産党の顔であるし、党三役にふさわしい人材だと思う。

 そして最後の1人。参院東京選挙区選出の国会議員だった緒方の後任に来るのは、先の参院選にて同じ東京選挙区で再選を果たした弱冠37歳の吉良佳子(よし子)ではないだろうか。
 もともと共産党にとって参院の東京選挙区てな結構な鬼門。緒方が1995年、2001年に当選(2007年の改選には出馬せず国会議員を引退)して以降は同党の候補者が12年にわたって議席を取れなかった選挙区である。現在書記局長の小池も10年の参院選で敗れたからね。
 そんなところで13年の参院選、彗星の如く現れた吉良が12年ぶりに参院東京選挙区の議席を奪還。2期目をめざした今回、ネット上で「大丈夫論」を流布されながらもはね返して再選。東京の共産党の議席を守り抜いた。先の参院選をもって、吉良は名実ともに共産党の顔の1人となったと私は思う。
 吉良が新人候補の頃に行った共産党の演説会で、弁士の小池晃(当時はこの人も浪人中)はこう言っていたっけな。「吉良さんは今後30年、40年、いや50年!皆さんのために頑張ってくれる人です」と。この吉良が、次回の党大会人事の目玉になるんじゃねえかなあ。

 てわけで、来年開催が予想される(もちろん国会解散総選挙とか大災害とかあれば延期)党大会での三役人事に対する私の妄想は以下の通り。(再)は再任、(新)は新任。

委員長  志位和夫(再)
書記局長 小池晃(再)
副委員長 井上哲士(新)
     吉良佳子(新)
     高橋千鶴子(新)
     田村智子(再)
     中井作太郎(新)
     山下芳生(再)

 もしこの妄想が当たったら、女性の党三役が1人増えることになる。共産党は先の統一地方選、そして参院選の候補者で女性候補者の割合が多いことをアピールしていたので、その路線に沿った人事になるんじゃないかなあ。
 まあ当てにしないでください。当たるも八卦…と言うことですし。

(文中敬称略)

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